妊娠中の入浴剤って良くないって本当？大丈夫な入浴剤は？

「妊娠中の入浴剤っていつも通り、好きなものを使って良いの？」

「直接肌に触れるお風呂のお湯も妊娠に影響ってあるの？」

そのようにして妊娠中の入浴剤についてお悩みではないですか？

妊娠中は、いつもよりも肌や体調がデリケートな状態ですので、妊娠前と違い気を付けるべきことがありますよ。

この記事では妊娠中の入浴剤は良くないのか、大丈夫な入浴剤にはどんなものがあるのかについて紹介します！

妊娠中の入浴剤って良くないって本当？

妊娠の経過が順調な妊婦さんであれば、基本的には入浴剤の使用はOK。

ほぼ問題ありません。

だけど、妊娠中の体調はいつも安定している人のほうが少なく、母子の命にかかわるほど重大でなくても、体のあちこちに不調が起こることがあるのです。

ホルモンバランスが不安定になることが影響し、肌にかゆみを感じやすくなる人もいますよ。

そのような不調があって、入浴剤を使って良いか心配な場合は、かかりつけの医師に相談してくださいね。

また、入浴するときは、家族に伝えてから入ったり、携帯をお風呂の近くに置いたりして体調が急変したときも対応できるようにしておきましょう。

脱水状態にならないように、浴室内で呑める水分も忘れずに。

次に妊娠中に避けたい入浴剤について解説します。

妊娠中に避けたい入浴剤とは？

妊娠の経過が比較的順調な人であっても、極度に熱い温度のお風呂に入ったり、適温であっても長風呂し過ぎたりは良くありません。

そんな基本をふまえたうえで、妊娠中に避けたい入浴剤を種類別に分けて紹介していきますね。

アロマや香水系など香りの強すぎる入浴剤

入浴剤の中でも香りを楽しむことに特化したものは、妊娠中には避けた方が良いでしょう。

普段は良い香りだと感じるものでも、妊娠すると嫌なニオイに感じることがあるものです。

個人差はありますが、強すぎる香りを吸うと気分が悪くなったり、頭痛が起こったり悪影響が起こる可能性があります。

妊娠中のお風呂タイムには、やさしくおだやかな香りの入浴剤を選ぶようにしましょうね。

泡系入浴剤（バブルバス）

ゴージャスな非日常を感じられるため、泡風呂が大好きな妊婦さんもいるかもしれませんが、

泡系入浴剤は、浴槽内も浴室も滑りやすくなるデメリットがあります。

妊娠中は体の重心バランスも変化し、滑って転倒する可能性があるため避けてください。

また、泡がきちんと洗い流せていないと肌トラブルにも繋がりますので、泡系入浴剤はやめておいた方が無難ですね。

肌しっとり保湿系入浴剤は量に注意！

妊娠中も肌を乾燥させたくないのになぜ？と思う方もおられるかもしれませんが、風呂上りの肌をしっとりさせる保湿系入浴剤は浴槽の中に「ぬめり」を与えやすい特徴があります。

物理的な話になりますが、ぬめりがある浴槽内はつるつるして滑りやすくなるのです。

お肌に優しい保湿系入浴剤はおすすめではありますが、量を入れ過ぎると結構滑りますので注意してくださいね。

浴槽内マットなどを敷いて対策すると安心ですね。

ダイエット目的の発汗系入浴剤

燃焼系や発汗系と呼ばれる、ダイエット目的の入浴剤も妊娠中は避けることをおすすめします。

燃焼系入浴剤には唐辛子の成分であるカプサイシンなどが配合されていることが多く、肌への刺激が強いものが多いです。

さらに発汗を積極的に促すことは、体温の急上昇による「のぼせ」や「脱水」を起こしやすくなりますよ。

妊娠中は赤ちゃんのためにも、体内水分量にも気を付けなければなりませんので発汗系入浴剤の使用は避けましょう。

冷感・涼感系（クール系）入浴剤

暑い夏などに限定されますが、汗がすっきりと引きやすい冷感・涼感系入浴剤も妊娠中には避けることをおすすめします。

クール系だから気分がスッキリ爽快になりそうですが、涼感を促す成分であるメントールなどが配合されており、妊娠中のデリケートな肌には刺激が結構強いです。

肌トラブルに繋がる可能性がありますので冷感・涼感系入浴剤も使用を控えてくださいね。

妊婦さんが使っても安心な入浴剤とそのメリットは？

妊婦さんが使っても安心な入浴剤にはどのようなものがあるのか、また妊娠中に適切な入浴剤を使ってお風呂に入るメリットについても知っておきましょう。

まず、妊娠中に使える安心な入浴剤は『ほどよい血行を促し、肌に優しいもの』が基本です。

そのうえで避けておいた方が良いタイプの入浴剤ではないことを確認すれば、自分好みの香りを選んでOK。

妊婦さん向けや赤ちゃんと一緒に入れる低刺激に特化した入浴剤も安心ですね！

長湯にならないように気を付けながら、リラックスタイムを楽しんでくださいね。

●妊娠中に好きな入浴剤を入れたお風呂に入るメリット●

妊娠中は、気分や体調が自分の思ったようにならないことが多く、いろいろな情報が気になりやすく、心も体も緊張しがちです。

緊張が積み重なってしまうと、血流が悪くなり不眠やむくみなどの不調に繋がります。

すると冷えや疲れが起こって来るんですよね。

そこでゆったり好きな香りの入浴剤を入れたお風呂に入ると、リラックスできますよ。

柑橘類を好む妊婦さんなら、ゆずの香りのお風呂が楽しみだったという人も多く、自分が快適に感じられる入浴剤を選ぶのが一番です。

心身ともに程よく温まってリラックスできると不安感も軽くなると言われています。

体調の良い時に好きな入浴剤を使い、気持ちの良いお風呂タイムを過ごしてくださいね。

まとめ

妊娠中の入浴剤は良くない影響があるのではないかと言う人もいますが、妊娠の状態が順調であればまったく問題なく入れますよ。

もしも不安な症状などがあるときは、自分だけで判断せずに、ますはかかりつけの医師に相談しましょう。

また、入浴剤ならば何でも良いわけではなく、妊娠中には避けた方が良い入浴剤もありますのであらかじめチェックしておけば安心ですね。

肌に優しく好きな香りの入浴剤で、心と体を休ませてリラックス。

快適な妊婦生活を過ごせますように。